CPU比較

AVX

AVX (Advanced Vector Extensions) は、浮動小数点演算とベクトル演算のパフォーマンスを向上させるために Intel と AMD によって導入された CPU 命令のセット。

AVX は、2011 年に Intel によって Sandy Bridge マイクロアーキテクチャとともに初めて導入された。AVX を使用すると、CPU が複数のデータ要素を並行して処理できるようになり、大量の浮動小数点計算、マルチメディア処理、および科学シミュレーションを含むタスクに特に有効となる。

AVX 命令は 128 ビットおよび 256 ビットのベクトルで動作し、単一の命令で複数のデータ要素の計算を同時に実行可能。後続の世代のプロセッサでは AVX2 および AVX-512 が導入され、より広範なベクトル ユニット (256 ビットおよび 512 ビット) によるさらに高度なベクトル処理機能を提供。

これらの拡張機能により、ベクトル化された処理を利用できるアプリケーションのスループットとパフォーマンスが向上された。

AVX は現在、最新の x86 CPU で広くサポートされており、多くのソフトウェア アプリケーション、特にデータ分析、科学計算、マルチメディア処理の分野のソフトウェア アプリケーションは、AVX 命令を利用して大幅なパフォーマンス向上を達成するように最適化されている。